30日の公園

年末になり、夫婦共々休みになりだらけモードである。大掃除?ちょっといつもより入念に掃除しときゃいいだろ。とりあえずゴロゴロしたい。引きこもりたい。
しかし、そうはさせてくれないのが2歳の元気一杯のまんじゅう娘である。
日頃保育園で全力で遊んでいるまんじゅうは、普段から土日になると体力が有り余って仕方がないらしく、靴を持ってきては「どこか連れていけ」と主張する。
本当だったら、年末に夫の実家に行く話があったのだが、義父が風邪で寝込んだため、年末の帰省は無くなってしまった。
29日は夫の伯母が遊びに来て相手をしてくれたため、満足して用だったが、30日の今日はやはり「退屈だ」と全身を使ってアピールしてくる。
実は夫も私も風邪をひいており、加えて私はまだつわり症状があるので、本当にゆっくりしていたいのだが、仕方がない。
駅前で外食した後で、近所の公園に連れていくことにした。
寒い。ものすごく寒い。娘には暖かい格好をさせたのだが、鼻水が止まらない。遊具で遊ぼうとするも、手がかじかむようで、ままならない。しかし、必死に遊ぶ。
そして、寒いだけではなく、閑散としている。この公園は普段、平日も土日も人が沢山いるのに、今日は少ない。皆、帰省して東京から居なくなってしまったのだろう。駅前も人が少なかった。
更に、何故か乳児(一歳前後)を連れた父親しかいない。それもどことなく所在無さげに震えながらうろついている。
夫はその様子を見て
「奥さんに大掃除の邪魔だからって追い出されてるのかな。◯時まで帰ってくるなとか言われているのかな…」
と呟いた。うん、ありそうだな…。
父親達は互いに交流することなく、背中を丸めながらとぼとぼと子どもと歩いている。
一方で、うちのまんじゅう娘は自分よりも大きい子がいない公園が新鮮なのか、縦横無尽に走り回っている。鼻水を足らしながら。
小さい滑り台で遊び、大きい滑り台でも遊び、ブランコにも乗って、そして砂場へ・・・
「砂場はやめよう!」「寒いしおうちに帰ろうよ!!」
夫婦で必死に娘が砂場に行くのを阻止する。
何故って?帰らなくなるからだ、本当に。
娘は砂場で遊ぶと熱中しすぎて止まらなくなる。この寒さでそれは勘弁してほしい。
ところが、運悪く砂場に入っていく父子がいた。彼らが砂場への入り口を開けた瞬間、一緒に中へと滑り込んでいってしまった。
「あー・・・」と夫婦で落胆しながら、後に続いた。こうなってしまったらどうしようもないのだ。
私も夫に娘を見てもらっている間に、家から砂場道具を持ってきて遊ばせることとした。
それにしても寒い。冷たい風に落ち葉が巻き上げられている。なんとも寂しい感じだ。
砂場内で一緒になったお父さんとちょっとした会話をするが、互いに寒さに震えているのもあって今一つ盛り上がらない。一方で子供たちは鼻と頬を真っ赤にしながら鼻水を垂らし、黙々と砂を掘っている。ここ最近全く雨が降らず、乾燥しているため、砂が全く湿っておらず、砂をバケツに出し入れする位しか出来ないみたいである。立ち昇る砂煙。けむたい。
夫が自販機であたたかい飲み物を買ってきてくれるが、買ったばかりなのにぬるい。すぐに冷めていく。何かもう辛い。
砂場に一緒にいた父子が去っても、しばらく砂場で遊び続けるまんじゅうであったが、さすがに寒くなったのか、「帰ろう」と声を掛けると意外とすんなり応じてくれた。その後、ちょっと他の遊具で遊び、帰宅。
帰宅後、即お風呂に入れて温めるも、止まらない鼻水。よほど疲れたのか娘は夕飯もろくに食べずに寝てしまった。
そして、翌日。
娘は咳に鼻水と、思いっ切り風邪を引いた。私も風邪を悪化させた。
もう、正月は寝正月ではなく寝込み正月になりそうな勢いだ。
31日。今日は絶対に公園には行かない。絶対に行かない。

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